はてブに関して

はてブで否定的なコメントがならんで、それで直情的になってしまった人を、ときどき見かける。
学校や職場でのイジメとちがってネットにはやらないという逃げ場がある。そんなにイヤならブログなんてやめてしまえば良い、などといいたくなるところなのだが。それは良くないかもしれない。家庭や学校に居場所がなく、ネットだけが居場所、という人もいるかもしれないから。
ただ正直ネットだけが居場所ではない人間の感想を書かせてもらうならば、祭りだの炎上だのという現象にくらべれば、はてブなんて、なんとも害のないのどかな光景ではないか、という事になる。しかもIDあたり一回だけ100文字しかコメントできないのだから、何回もコメントできたりするブログ本体やなんども書き込めたりする掲示板などよりサイバーカスケードも加速しないだろう。とも言ってみたくなる。


とりあえず、アメリカの哲学系の学者ポパーの言葉が思い浮かぶ(気になった人は"ポパー""職業倫理"であちこち検索してほしい)。
かいつまんでいえば、私たちは他者を必要とするのだ。なぜなら自分の誤りにもっともよく気付かされてくれる存在は他者なのだから。ゆえにその他者が批判的であればこそ、彼らに感謝の念をもって応じなければならない。


かいつまみすぎてポパーの熱意が伝わらない感じではあるが・・・。