2007-01-01から1年間の記事一覧

芸術作品と娯楽作品

いわゆるダウンロード違法化について、こことか読んでみたが、あまり説得されない。 私が説得されるのは、各論の部分で反対する議論(どこまでが「ダウンロード」か区別できないなど)だけで、ダウンロード違法化に総論的に反対したりするのがいまいち理解で…

仮説

はてブ経由でワーキング・プア3の内容を知って、昨日たまたま再放送を少し見た。 それについて直接思うことはまだ整理出来てないし出来るかどうかも分からないが、ブクマコメントで思い出されたことをちょっと書く。 それは、このような状況(大格差社会)…

受動的であること

とりあえず人気のエントリーを読んでみたが、あまり面白くなかった。「好きを貫く」よりも、もっと気分よく生きる方法 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ 面白くないし説得されにくいが、ただ、言ってることの本筋は正論だと思う。ポストモダン思想をある程度…

選択できるということ

今日はいちいち書くようでもないことを書く。 吉野家のテラ豚丼のはなし。 結論をまず ・吉野家の社員だかバイトだかがやってることが気持ち悪いと思ったら吉野屋行かなきゃ良いだけの話。 ・途中まで食べたものを戻した程度で衛生的に問題があるとかいうの…

沖縄ノートについて 現在の関心

ブクマのフォローと、沖縄ノートをめぐる問題に関するメモ 直接的にはhttp://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20071128を読んだのがきっかけとなって考えたこと。 「かれ」という表現 まず私が「沖縄ノート」の訴状記載部分を読んで興味を持ったのは、大江氏が「か…

優しさは勘弁してください

例によってブクマコメントのフォローで。 一部で話題になってるid:hashigotan氏のDISを発端とする話なのだが、じつは本当の発端はそれではない。 「ある個人史の終焉」の作者が、その強烈なDISコメントに反応して記事を消してしまったことこそがそもそ…

ルールとマナー

今日はいつにも増してどうでも良いエントリかもしれないが反発は受けるかもしれない。 このニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071108-00000011-mai-soci 時間が経つと消えてしまうので、以下一部引用 東京都府中市のJR南武線府中本町駅で10…

差別と相対主義

今日もブクマコメントのフォロー。 「差別・偏見は常に絶対悪」という考えも危険 - andalusiaの日記を読んで最初は、「グレー」を問題にしているのかと思った。ようするにもっと差別の射程を長くとらないとダメだぞ、と。 ブクマへの返答の欄にてこういう言…

テロリストと計算

久しぶりにここ覗いてみたのだが・・・。 「あの国」のやるべきことは - 内田樹の研究室 けれども、これまでのところテロ活動は行われていない。 なぜか。 それはテロ活動を行うことによってテロリストが期待できる「利益」と、しないことによって現に確保され…

言葉はいらない?

次にこれ。 http://d.hatena.ne.jp/idiotape/20071016/1192538763 なるべくケチをつけるような雰囲気にならないように、なぜ共感できなかったか、を書こうと思う。 (ブクマにあれ以上書くと悪者になりそうと躊躇してしまった私は、相当な小市民だ。) それ…

論争という機会

まずはこれ。 http://d.hatena.ne.jp/yellowbell/20071003 まず気になったのは、最後のところ。 「いい大人が、アニメやゲームやフィギュアになぜあんなに熱中するものか、わからない」というような、理性の皮を被ったオタク叩きの記事を見るにつけ、私は思…

無言のコミュニケーションは苦手

今日は時間の許すかぎりブクマへのフォローをしておこうと思う。

ある夢想について

この記事についてメモ http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071006/stt0710062247005-n1.htm 例の、沖縄での集会の数字が過大だ、と右の人たちが攻撃してる問題である。 これに対する反応では、主催者発表なんだから問題ないだろう、というのが主だ…

ダブルスタンダード

・その一 読売グループのことを「後ろの人」のために動くマスメディアとして指弾しておきながら、同様に巨大なメディアであるフジサンケイが報じることにはなんの疑いも抱いていないように思えること。そもそも"秘密会合"だのなんだのと三流週刊誌めいた言葉…

陰謀論の典型

まず最初に読んでかんじるのが、やっぱ陰謀論ってどこまでも果てしないんだなあ、という事。 そこまでいったらキリがないんじゃないの、というひとつの典型としてここで挙げておく。 具体的にどのような誘導があったかと言えば、総理が辞意を表明した日の日…

ある大言壮語について

われながらしつこいと感じるけど、あくまでブクマコメの補足として以下のエントリに2項に分けて言及しておく。 サンケイ新聞が「メディア界のドン」の総裁選関与を報じる - アンカテ

はてブに関して

はてブで否定的なコメントがならんで、それで直情的になってしまった人を、ときどき見かける。 学校や職場でのイジメとちがってネットにはやらないという逃げ場がある。そんなにイヤならブログなんてやめてしまえば良い、などといいたくなるところなのだが。…

派閥復活論の見えてなさについて

やれ派閥政治の復活だの、やっぱ派閥は根強いだの意見がいまだ多いが、おそらくそれは自民党の新4役だか3役だかの顔ぶれをみただけの表層的な感想に過ぎないんじゃないか、と思っている。しかも、昔の自民党の、まるで党内党じゃないかともいえるくらいだ…

印象操作を行っているのは誰か

どうでも良い話題かもしれないが引き続き。 相変わらず根拠の薄い反マスコミ(=反既存体制)みたいな論調が(論調と言うほど立派なものでもないか)みられるので、疑問を呈しておく。 まずいいたいのが、福田氏が各世論調査で急浮上したのは少しも不自然で…

また陰謀論ですか

よほど福田になると困るのか、麻生になって欲しいのか、はたまた他の理由があるのか分からないが、こんな陰謀論が人気があるそうで。読売グループの総力あげて麻生を潰すとナベツネは言った - アンカテ ちょっと調べれば分かる事だけど、福田と麻生の支持率…

世論の福田支持は参院選の結果と地続きなのではないか。

たんなるいつもの妄想ととってもらってもいいが、今回の世論の福田支持は、反小泉・反改革・反希望レス社会の気分の反映ではないか。はっきりとした言葉でしゃべる麻生と、かつての大平竹下みたいにあいまいでぼそぼそとした福田の姿を見せられたあとでの世…

麻生の「派閥談合」だの「密室政治」だのの批判は、なんか古臭い。

昔の三角大福の頃のような激しい権力争いをすべきだ、みたいな人もいるようだけど、自民党が大きな政党で派閥が「党内の党」みたいな時代はもうとうに過ぎ去っているわけで。 そんな権力争いを繰り広げて勝利したところで自分たちの派閥だけでいい思いができ…

おまけ

安倍氏は戦後レジームからの脱却を言ったが、今回の辞任が象徴するのは、"「戦後レジームからの脱却」からの脱却"ではないか、と考えている。 さいきん感じるのは、とりあえずサヨクの悪口を言っておけば支持される、といったような言説空間が少しづつ変化し…

安倍氏の経済政策について

経済政策では安倍氏は支持されていたのではないか、という記事を見かけたが、よく分からない。「最高のパートナー」(中国)の評判が最悪であった小泉氏よりは、大企業にとっては歓迎する首相だっただろうが。 じっさいには、就任直前にはゼロ金利を解除し、…

麻生包囲網について

安倍氏辞任、ときいて麻生を思い浮かべたのは私だけじゃなくて、言い訳的にいうと、株式市場なんかも反応しちゃってるんだが、一日経ってみれば福田という事になりそう。 これが長いこと政権を担当してきた自民党の自浄作用というものだ、なんていうと、過剰…

「戦後レジームからの脱却」の意味がいまいち分かり辛かった

だいたい戦後レジームの一番の根底にあるのは、"対米従属"ということだろう。 憲法だの教育基本法だのといったのは、それが表面化しているだけのことに過ぎない。 「戦後レジームからの脱却」とかいいながら、一方では、従軍慰安婦の問題でアメリカの議会が…

中核派との関連云々

何のアニメの影響か良くわからないが(押井守?)、かつての過激派の運動をロマンチックに捉える若い人たちがそこそこいるのは知っていた。 で思うのは、そういう若い人たちがゲバ棒にヘルかぶってタオルというような格好をして、またそういう人たちとデモだ…

大事にならなかったのは良かった、がしかし

当事者以外の関係者の大人的対応で大事に至らなくてよかった、なんてのはいちいち言うのも恥ずかしくなるくらい当たり前の結論で、私もそう思う。 個別的な出来事にかんする感想としては、それで終わってしまうのだが、あえてコミケとかその他の固有名詞から…

「価値」のインフレーション

最初読んだとき、これは何だ・・・と思ってブクマして、用事済ましてまた読んでみたが、最初読んだときのヒドイという印象は弱まるどころか強まった。 読んだのはこのブログ「世の中は厳しい」なんて大嘘 - アンカテ じつは前提条件にそれほど異論はない。 企業…

終戦記念日の参拝者の数

ちょっとしか調べていないが、今年の終戦記念日の靖国神社への参拝者数への言及が、けっこう少ない。 誰も興味がないみたいである。 実際には、予想通りというべきか、激減しているのだが。 SankeiWEBより 靖国神社は15日、今年の終戦記念日の参拝者数を昨…