言葉はいらない?

次にこれ。
http://d.hatena.ne.jp/idiotape/20071016/1192538763
なるべくケチをつけるような雰囲気にならないように、なぜ共感できなかったか、を書こうと思う。
(ブクマにあれ以上書くと悪者になりそうと躊躇してしまった私は、相当な小市民だ。)


それは、ここに書かれた文章の中の彼女の像がいまいち私のなかで実を結び難いのと、それをなんとか結んだ像から判断するに、このような女性はちょっと苦手なタイプである、という事。
一読して共感できなかったのは、たぶんそこから来ている。
勘違いしてもらっては困るが、悪いことではない。私が個人的に苦手というだけの話だ。


結婚を口にだされてただ笑っているような・・・いや、具体的な事はあまり書くまい。どうしても私の文章力では、咎めるような、意図と反するへんなものになってしまう。
ただ、一例だけ許していただければ、懐妊したときは映画や小説じゃないんだからそんなもったいぶらずに、すぐに、その電話で、息せき切ってでも、整理できなくうまい言葉が思いつかなくても、教えて欲しい、と思う。だって、迎えにいってるあいだにもし重大な事故でもあったら自分の子を宿したことを知らずに、という事だって・・・というのはとってつけた理由だ。
大事なことはまず一番に知らせるべき、というような「べき」で動けというのではない。そういう場面で、「べき」を忘れて自己をコントロールできない、しない、喜怒哀楽を、好悪をどんどんオモテに、言葉で出していく、内に溜め込まない。できることならば。
私自身の本来的な資質は、こういうものと逆なのかもしれない。自己愛よりは否定の感情が強い私は、それゆえにか、言葉の少ないコミュニケーションがいつのまにか苦手になっていた。
無言とか少ない言葉で分からせるのも嫌だったし、またそれ以上に、分かってしまうのも嫌だった
だから恋愛感情を描くような歌や小説で「言葉はいらない」とか「言葉じゃない」「言葉にできない」とか言われると、軽い違和感を、まず覚える。
軽い違和感どころか、男性コーラス系のJポップのある歌には嫌悪感すら覚えた。
(ちょっとここで書くのは違うかもしれないけど、例えば「日本人」を出されるともっとも反発を覚える。「うまくいえないけど、あなたも同じ日本人なら分かるでしょ」みたいな。)


自分の資質に反するからといって甘んじないつもりで、過ぎるといわれるくらい、問うのを、答えるのをやめないようにしようと思う。大事なことは後先考えず、相手が会議中だろうがなんだろうが知らせようと思う。(とはいってもコールではなくメールでかもしれないけど。)
喜怒哀楽をオモテに出して、相手がただ黙って笑っていたら、何笑ってるのか、相手が怒る手前くらいまでは問い詰めたいと思う。
もちろん場合によりけりだけども。


※いろいろ書いたけど、母子とも健康で無事出産なされますように。これだけは願ってます。