夏休みナシ!

今日はヤフーで見たこれ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070727-00000000-mailo-l08
とりあえず要点を引用

(前略)
牛久市では、長年の慣行で7〜9月に7日間の夏季休暇が認められてきた。池辺市長は04年度に5日間に削減、今年4月、組合に全廃を通告した。計4回の団交を経て今月、職員の休暇に関する市規則を改定した。
 池辺市長は元企業経営者で「超優良企業と比べても優遇だ。市財政が苦しいと言っても納税者の理解が得られない」と述べ、休暇全廃で年間約7905万円分の人件費の削減に相当する、と効果を強調する。牛久市職員は417人。
(後略)
※太字=引用者

これらの文章を普通に解釈する限り、この市長は公然と嘘を言っている。
厚生労働省の調査によれば、全国1153社平均で8.2日なのだ。平均でそうなのだから、優良企業では約10日、超優良企業ではそれ以上という事になるだろう。優良企業では土日を入れれば2週間まるまる休めることになる。
いったいどこが「超優良企業と比べても優遇」なのかさっぱり分からない。まるっきり逆じゃないか。
それにしても2週間休めるのと休みナシ。この違いはすごい。
日本的な精神風土のもとではきっと皆諦めてしまうのかもしれないけど、もしこういう暴挙が行われるのならば、無理やり夏休み期間に有給休暇を取るべきだろう。市政は混乱するかもしれないが、責任は市長にある。


それにしても公務員バッシングって、そんなにヒドイのか?
本当に牛久の納税者は市職員の夏休みも理解できないのか?
このような事を続けていれば、牛久の職員になろうという人は減っていくんじゃないのか?


財政危機にあるような地方自治体ほど、人一倍働けるような体力と、有効なコスト削減ができるような知力を持った、有能な人物が職員になったほうがいいんじゃないか、と思うのだが。
とりあえずこれから地方公務員を目指す人は、まず第一にその自治体の財政状況をよくよく調べて下さい。
なんて私が言わなくても、こんな暴挙が許されれば、だんだんそうなるだろう。
そうやってその自治体の職員の質もどんどん低下し、結果として納税者がいちばん困ることになるのだ。