光市母子殺害事件・感想
自分の志向性が見えてきた。
どうも私は「正しい・正しくない」以前に、自分にある志向性があることを否定できない。
多数の者によるごく少数の者に対する暴力は見たくない、という事である。可能なかぎりそういうものが無いようにしたい。あまりにも醜いのだ。
フランスにおけるナチ協力者へのビンタも酷かった。以前ロス暴動のとき避難し損ねた白人女性が黒人達に袋叩きにされている映像はもっとも嫌なもののひとつ。あと劉少奇批判大会も最近また見る機会があった。これは劉少奇が理路整然と反論しようとしてるだけに余計に痛々しい。他には、南アフリカでのANCの裏切り者へのリンチとか。
これに対して、お前は「運動」を優先していると言われれば、そうかもしれない。正直に書いてみた。
普段はてなで「サヨク」扱いされてる人でも弁護団のことをあれこれDISする人がいて、自分も感想を書いてみたくなったのだ。
で私もまた左右関係のない人間なのかもしれないと思った次第。しかも「正しい・正しくない」も、ときとして関係ないのかもしれない。チャウシェスクをリンチした人たちはきっと正しいのだろう。ロスの黒人たちの怒りも。
私は何より圧倒的少数の側に寄り添いたい。同じ人間だと思いたいのだ。
という事でおわり。